ボツリヌストキシン療法

ボツリヌストキシン療法について

顎関節症・歯ぎしり食いしばりの癖がある方におすすめ!

エラ・ボトックスは、咬筋(こうきん)と呼ばれる顎の筋肉にボツリヌストキシン(通称ボトックス)を注入することで、フェイスラインをすっきりと整える治療です。食いしばり・食いしばりや顎関節症の緩和に効果的な治療法として知られています。また、小顔効果を実感される方もいらっしゃいます。
原因となる咬筋の緊張をボトックスで和らげることで、症状の軽減が期待できます。エラが張って見える原因には骨格の影響もありますが、実際には歯の食いしばりや咬筋の発達によるケースが多く見られます。このようなケースにおいて、ボトックスによって咬筋の動きを抑え、筋肉を徐々に縮小させることで、咬合力を約20%ほど減弱させることで

エラの張りや歯ぎしり食いしばりによる悪影響を緩和するのが「エラボトックス注射」による治療です。なお、自然で安全な仕上がりのためには、適切な注入量と部位の選定が重要です。必ず経験豊富な歯科医師による診断と施術を受けることをおすすめします。


手術を伴わないためダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐに日常生活へ復帰できる点が大きなメリットです。

◆ 主な効果

※痛みはチクッとした注射の痛みだけあります
①食いしばり・歯ぎしりの緩和(咬合力は1回につき約20%減弱➡歯や詰め物が欠ける回数が減ります)
②顎関節症の症状軽減
③フェイスラインがすっきり(小顔効果)

◆ このような方におすすめです

  • ・アゴがだるい・痛みがある・こきこき音がする方

  • ・歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがある方

  • ・詰め物がよく外れる・割れやすいと感じる方

  • ・マウスピースだけでは効果を実感できなかった方

  • ・口が動きにくい、顎関節症と診断されたことがある方
    ・失活歯(神経を抜いた歯)が多い方

  • ・いままで歯の破折による抜歯が多かった方
    ・歯がすり減っている方
    ・頬のエラの張りが気になる方

◆ 治療の流れと特徴

  • 所要時間:約10分(カウンセリング別)

  • 使用するのは極細の針で、痛みは最小限

  • 表情筋には作用しないため、自然な見た目を保てます

  • 効果は注射後約2、3日から現れ、約6〜9か月ほど持続(当院で採用しているイノトックスの場合は効果が長め)し、
    注射を数回繰り返すことで安定が期待されます

◆ ボトックス=怖いものではありません

「ボトックスは美容整形のイメージが強くて不安…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際には医療目的でも広く使用されている、安全性の高い治療法です。
注射部位および注入量を適切に行えばほとんどの場合、重篤な危険性はありません。
歯ぎしりや食いしばりの症状に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、表情を変えず、日常生活の快適さを取り戻すことを第一に考えて治療にあたっております。

■ 歯科でボトックスを受けるメリットとは?

「美容クリニックではなく、歯科医院でボトックス?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、実は咬筋に関する治療は歯科医師が最も得意とする分野です。美容クリニックでは小顔効果だけですが、歯科の場合は小顔効果だけでなく顎関節症の治療を主目的とします。したがって顎関節症由来の肩こり、片頭痛、噛んだときの違和感、歯周病の悪化に対して効果があります。また、症状に応じてマウスピースやかみ合わせの調整との併用も可能です。歯科ならではの総合的なサポートが受けられる点も、大きなメリットです。
また、咬む力が強いことによる「歯の破折」は「歯を失う原因の第三位(17.8%)」となっており、その予防として有効です。

・顎関節の構造や咬合の知識に基づく、的確な診断と注入
・筋肉と噛み合わせのバランスを考慮した施術で歯の破折を予防、マウスピース治療との併用も
・治療目的が「見た目」だけでなく「症状改善」にもしっかり対応

➡歯科医院でのエラボトックスは、安心・安全で効果的な治療をお求めの方にぴったりです。

 当院で用いるボトックス剤の特徴(イノトックス)

イノトックス(INNOTOX®︎)は、韓国のMedytox社によって開発された世界初、液体型ボツリヌストキシン製剤です。

 

動物性由来物質を完全に排除

イノトックス(INNOTOX®︎)は、動物由来成分およびヒト血清アルブミンを一切使用していない、世界初の完全合成ボツリヌストキシン製剤です。この革新的な製剤設計により、ヒト血清アルブミンに起因するとされる副作用—発熱、低血圧、呼吸困難、皮膚炎、じんましんなどのリスクを大幅に軽減することが可能となりました。なお、2000年代初頭より、欧米の医薬品規制当局では、製造工程における動物由来成分およびヒト血清アルブミンの使用を避けることが推奨されており、イノトックスはこの国際的な安全基準を先駆けて満たした製剤です。

安定性の高い液状製剤

従来のボツリヌストキシン製剤は粉末状で提供されており、施術前に各クリニックで生理食塩水などを用いて溶解する必要があります。この過程において、希釈の濃度や混合の精度にばらつきが生じる可能性があり、結果として施術の再現性や効果に影響を及ぼすリスクがあります。 一方、イノトックス(INNOTOX®︎)は液状で提供されるため、事前の溶解作業が不要であり、施術ごとの濃度ムラや調製ミスを回避できます。加えて、溶解時に起こりうる外部からの細菌やウイルス混入リスクも軽減され、より高い安全性が確保されています。 さらに、従来製剤が冷凍保存を必要とするのに対し、イノトックスは2〜8℃の冷蔵保存が可能です。これにより、輸送中の温度変化による製剤劣化のリスクが大幅に抑えられ、品質の安定性にも優れています。

効果の持続が長い

イノトックス(INNOTOX®︎)は、第三相臨床試験において、従来のボツリヌストキシン製剤に比べ、効果の持続期間が長いことが確認されている次世代型ボツリヌストキシン製剤です。施術後2〜3日程度で効果が現れ始め、効果は6〜9ヵ月の長期持続が見込まれており、これは他社のボツリヌス製剤(持続期間3〜6ヵ月)と比較して長期持続効果に優れている製品であることが報告されています。
※効果には、個人差があります。

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