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歯科で受けるボトックス治療|顎関節症・歯ぎしり・小顔効果まで徹底解説

インプラント・口腔外科  / 一般歯科  / 審美歯科

近年、歯科での**ボトックス治療(ボツリヌストキシン注射)**が注目されています。
「ボトックス=美容」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実は歯科分野においても大変有効な治療方法です。顎関節症の改善や歯ぎしり・食いしばりの軽減、さらには小顔効果まで期待でき、歯や顎の健康を守る手段として広がりを見せています。

この記事では、歯科でのボトックス治療のメリット・効果・注意点をわかりやすく解説いたします。


なぜ歯科でボトックス治療なのか?

ボトックス、歯ぎしり、食いしばり、小顔、顎関節症

ボトックスは、筋肉の働きを一時的にやわらげる作用があります。これを咬筋(エラの筋肉)に応用することで、以下のようなお悩みに対応できます。

  • 顎関節症の緩和
    顎の痛みや口が開きにくいなどの症状をやわらげる効果があります。特に「筋肉が原因」の顎関節症に有効です。

  • 食いしばり・歯ぎしりの改善
    無意識に強く噛みしめてしまう習慣を緩和し、歯や詰め物の破折を防ぎます。

  • 小顔効果
    咬筋が発達している方は、筋肉の緊張が和らぐことでフェイスラインがすっきりし、エラの張りが目立たなくなります。

  • 頭痛・肩こりの軽減
    咬筋の過緊張が原因で生じる偏頭痛や肩こりの改善が期待できます。

歯科医師は咬合や顎関節の専門家であり、咬筋の解剖や噛み合わせの知識に基づいた注射が可能です。そのため、美容目的だけでなく「医療」としての安心感があります。

治療の流れと効果

施術の流れ

  1. カウンセリング・診査
    食いしばりや顎関節症の症状を確認し、必要に応じて噛み合わせの診断を行います。

  2. ボトックス注射
    咬筋(エラの部分)に少量ずつ注射します。注射時の痛みは「チクッ」とした程度です。

  3. 施術後の経過観察
    注射後2~3日で効果を実感し始め、2週間ほどで安定した効果が現れます。
    薬の種類にもよりますが一般的には3~6ヵ月効果は継続します。
    (当院の採用している薬の種類ですと少し長くなり6~9ヵ月継続します。)


ボトックス治療のメリット

  • 根本的な改善
    マウスピースは歯の保護が中心ですが、ボトックスは筋肉自体に働きかけるため、原因を直接コントロールできます。

  • 短時間で終わる
    施術自体は数分で完了し、日常生活への支障がほとんどありません。

  • 見た目と健康の両立
    小顔効果と歯の健康改善を同時に得られるため、美容面でもメリットがあります。


咬合力測定で客観的に確認できます

当院では、ボトックス治療の前後で**「咬合力測定器」**を用いた検査を行うことが可能です。

  • 食いしばりの強さを数値で可視化
    咬合力測定器によって、患者様の噛む力を客観的に数値化できます。特に、歯ぎしりや食いしばりによって歯や顎にかかる負担がどの程度なのかを正確に把握することができます。

  • 治療効果の確認
    ボトックス治療を受けることで、咬筋の過緊張が和らぎ、測定値にも変化が現れます。これにより「症状の改善を数値で実感」していただくことが可能です。

  • 予防・メンテナンスにも有効
    将来的な歯の破折や顎関節への負担を予防するうえで、定期的に咬合力をチェックすることは大変有用です。

歯科医院でのボトックス治療は「感覚的な改善」だけでなく、科学的なデータに基づいた安心の治療を提供できる点が大きな特長です。


よくあるご質問(FAQ)

Q. 痛みは強いですか?
A. 注射時にチクッっと痛みがありますが、すぐに治まります。

Q. 表情が不自然になりませんか?
A. 咬筋への注射は表情筋とは異なるため、自然な表情を保てます。

Q. 効果はいつから感じますか?
A. 2~3日で効果を感じ始め、2週間で安定します。

Q. どれくらい効果が続きますか?
A. 個人差がありますが、一般的な薬の種類ですと平均で3~6ヶ月です。
当院の採用している薬の種類ですと少し長くなり平均で6~9ヶ月です。


まとめ

ボトックス治療は、美容目的だけでなく**「顎関節症・歯ぎしり・食いしばり」など歯科的なお悩みを改善する有効な治療法**です。
「顎が痛い」「朝起きると疲れている」「歯ぎしりで歯や詰め物が定期的に欠けてしまう」――そんな症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院では、歯科医師による安心・安全なボトックス治療咬合力測定による科学的なサポートを提供しております。お気軽にご予約・お問い合わせください。

当院のボトックス治療について詳しくはコチラをご覧ください。

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