ブログ

親知らずの抜歯ってどんなこと?腫れる原因とケア方法

一般歯科

皆さんこんにちは、今回は親知らずの抜歯についてお話ししたいと思います。親知らずの抜歯は多くの方が経験する歯科処置の一つであり、その際に腫れることがあります。なぜ腫れるのか、そしてどのようにケアすれば良いのか、詳しくご説明します。

親知らず,栃木市,歯医者,歯科医院

親知らずの抜歯が必要な理由

親知らずは、奥歯の一番後ろに位置する歯で、十分なスペースがないために生じることがあります。親知らずが生えてくる際、他の歯に圧迫されたり、うまく生えなかったりすることがあり、これが痛みや腫れの原因となります。また、炎症や感染が起きることもあり、これが進行すると歯の抜歯が必要になります。抜かずに放置すると隣の歯にも悪影響を及ぼす場合がございますので注意が必要です。

抜歯後の腫れの原因

親知らずの抜歯後に腫れが生じる主な原因は、以下の点が挙げられます。

  1. 手術に伴う組織の損傷: 抜歯の際に周囲の組織が損傷され、これが腫れや炎症を引き起こすことがあります。特に歯を抜く際に顎の骨を削除しないとならないケースもございます。この場合は人工的に顎の骨を削る必要があるため骨折したとき腫れるのと同じように大きく腫れることが想定されます。逆にいえば顎の骨を削る必要がない場合はそこまで腫れる可能性は高くありません。

  2. 感染: 抜歯部位の傷口からばい菌が侵入し感染することで、腫れや炎症が生じることがあります。常に口腔内の細菌の数を少なく保つため日頃からの丁寧な歯磨きが何よりも重要です。なぜか腫れやすい方は口腔内の細菌の数が多い可能性がございますので注意が必要です。

腫れを軽減するためのケア方法

親知らずの抜歯後、腫れを軽減するために以下のケアが重要です。

  1. アイシング: 抜歯後すぐにアイスパックや冷たい湿布を使って、腫れを抑えることができます。適切な間隔で冷却し、直接肌に触れないようにしましょう。

  2. 薬の服用: 歯科医師が処方する炎症を抑える薬や抗生物質を適切に使用することで、腫れや痛みを軽減できます。

  3. 安静: 抜歯後はできるだけ安静に過ごし、無理な運動や長風呂など血行を良くし過ぎて傷が開くようなことがないように気をつけましょう。また、かさぶたになり治癒するためうがいをしすぎると血が流れてかさぶたができにくくなり治りが悪くなります。心配になってついうがいをしてしまう気持ちはわかりますが逆効果になりますのでやめましょう。

  4. 適切な食事: 柔らかくて食べやすい食事を心がけ、刺激の強い食べ物を避けることで、抜歯部位への負担を軽減できます。

まとめ

親知らずの抜歯は腫れや炎症が生じることがありますが、適切なケアを行うことでこれらの症状を軽減できます。抜歯前には歯科医師との相談を大切にし、抜歯後の指示に従って正しいケアを行うことが大切です。何か疑問や質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。当院スタッフ一同、皆さまの健康を心からお祈りしております。

もっと詳しく知りたいひとは当院の歯科口腔外科のページをご覧ください。

TOPへ