ひどい虫歯について:原因・症状・治療方法
1. ひどい虫歯を放置するとどうなる?
虫歯は進行すると、歯だけでなく体全体に悪影響を及ぼす可能性があります。軽度の虫歯は、歯の表面(エナメル質)に小さな穴ができる状態ですが、これを放置すると以下のように進行していきます。
- 中程度の虫歯(象牙質まで進行)
冷たいものや甘いものを食べると、歯がしみたり軽い痛みを感じます。 - 重度の虫歯(神経に達する)
歯の内部の神経に到達すると、ズキズキとした激しい痛みが生じることがあります。夜間に痛みが悪化することも多いです。 - さらに悪化すると…
- 歯ぐきや顎の骨に炎症が広がり、腫れや膿がたまる(歯根膿瘍)。
- 口内だけでなく全身に影響を及ぼす(例えば、感染が広がることで高熱や倦怠感が出ることも)。
- 最終的には抜歯が必要になるケースが多いです。
ポイント:虫歯の進行は自然に止まることはありません。早期の治療が大切です!
2. ひどい虫歯の主な症状
ひどい虫歯は、進行度合いに応じてさまざまな症状が現れます。次のような症状が出たら、できるだけ早く歯医者さんに相談してください。
- 強い痛み
神経に達した虫歯は、ズキズキするような痛みを引き起こします。痛みが突然消える場合は、神経が死んでしまった可能性もありますが、治療を急ぐ必要があります。 - 歯の変色や欠け
虫歯が進行すると歯が黒や茶色に変色し、もろくなって欠けることがあります。 - 歯ぐきの腫れや膿(膿瘍)
虫歯が歯ぐきや顎に影響を与えると、腫れや膿がたまります。これは感染症のサインであり、全身に影響が及ぶ前に治療が必要です。 - 口臭や味の変化
虫歯の感染部分が腐敗し、不快な口臭や口の中で嫌な味を感じることがあります。
これらの症状がある場合、早めの受診が回復への第一歩です!
3. ひどい虫歯の治療方法
ひどい虫歯の場合、治療は歯の状態や進行度によって異なります。主な治療法を紹介します。
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根管治療(歯の神経を除去)
処置は数回に分けて行われることが多いですが、これにより歯を残せる可能性が高まります。
神経が感染している場合、神経を取り除き、内部をきれいに消毒して詰め物をします。 -
抜歯後は、入れ歯やインプラント、ブリッジなどの補綴治療を検討します。
抜歯(歯を抜く)
歯の損傷が大きすぎて保存が難しい場合は、抜歯が必要です。 -
仮詰めや一時的な応急処置
痛みがひどい場合、一時的な処置を行い、炎症が落ち着いた後に本格的な治療を進めることがあります。
治療のポイント
治療は「痛い」イメージがありますが、最近では麻酔や技術が進化し、ほとんど痛みを感じることなく治療を受けることができます。
早期治療なら簡単な処置で済むケースが多いため、できるだけ早く歯科医院に相談しましょう。
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